横浜国立大学大学院 先進実践学環

修士論文発表会

熱気につつまれた修士論文発表会

2月14日(火)13時~15時半に、附属図書館1階情報ラウンジで先進実践学環の修士論文発表会が実施されました。今年度修士論文を提出した33名が、2つのグループに分かれて、1時間ずつポスター発表を行いました。

先進実践学環の学生は4つの学府にまたがる幅広い分野を統合しながら研究を進めていくため、修士論文のテーマも幅広いものになっています。その幅広い研究成果が一堂に会して報告されました。参加者数は当日記入していただいた参加者名簿を確認したところ、研究発表をしたM2のほかに、M1、教員など合わせて105名となっていました。

M1、M2で行うワークショップでも、これまで接点のなかった研究発表に接することができました。また、今回の修士論文発表会は対面で行われたため、会場の情報ラウンジ全体には参加者の熱気があふれていました。もちろん感染対策は取った上ですが、人が集まるということで、話を聞く側もいつもより研究発表へのアンテナが広がっているように見受けられました。どの発表者のポスターでも、ほとんど参加者が途切れることなく意見交換が行われていました。私も普段接することのない分野の研究報告を聞きました。研究内容を十分に理解することは難しかったのですが、発表者がその研究内容のどの部分に力を入れて研究してきたのかは、言葉の端々から伺うことができました。

参加者からの質問も様々な観点から出されていたので、発表者も異分野の方への説明が当初の想定通りにいかないこともあったかと思います。様々な分野を統合しながら学ぶということは、それらの分野の人たちに対しても自分の研究を伝達することができるようになるということだと気づけたのではないでしょうか。

私が担当する先進実践学環の授業には、人間力創生の研究テーマの院生が数多く参加していますが、これらのイベントでは、普段接点のない院生とその研究内容についてディスカッションできる機会となっています。今回この修士論文発表会に参加して、先進実践学環を担当することにしてよかったと改めて感じました。

先進実践学環教授 
新谷 康浩