横浜国立大学大学院 先進実践学環

先進実践学環とは

学環長挨拶

近年、AI・データサイエンスの飛躍的な発展とそれを支えるハードウェアの進歩により、画像や音声さらには言語の認識・生成、複雑な状況に対応する自動車や船舶の自動運転など、私たちの暮らしを支える科学技術のブレークスルーが起こっています。一方、地球環境保全と経済成長の両立、私たちの暮らしを破壊する国際紛争やテロなど、多くの難しい国際的な課題を抱えています。このような不安定かつ急速に変化する世の中であるからこそ、高度な科学技術を理解し使いこなす深い知識と、普遍的な人間性に立脚する高い徳性を兼ね備えて世界をリードする人材の育成が求められています。また激変する社会にあって、従来の学問の枠組みを超えた、異分野を融合した新たな知の体系の組み替えが求められています。

先進実践学環は、本学が持つ多様な学問分野に横串を通し、分野を超えた文理融合の教育を実施するユニークな大学院として2021年にスタートし、2023年には第1期生を世に送り出しました。先進実践学環では、横浜国立大学の4つの大学院(国際社会科学府、都市イノベーション学府、環境情報学府、理工学府)が連携し、約180名の教員が様々な分野の500以上の授業を提供しています。ここで学ぶことで、まさに本学の学府を横断する「知の森」を探検し、自らの研究に役立つ知識を自由に吸収し、それらを統合して新しい成果を生み出していくことにチャレンジすることができます。異分野の知の統合を実践し、近未来の人類社会の課題を解決していく先進的かつ実践的な研究成果がどんどん生まれることを期待しています。

Explore the forest of knowledge. Integrate your discoveries!

2024年4月 先進実践学環長
岡田 哲男

初代学環長挨拶

学環概要

学位プログラムの概要

社会を構成する人間の理解と先進的なデータサイエンスの技法を基軸に、YNUのすべての教育研究分野を融合して、 Society 5.0における新たな価値とサービスの創出・普及の場面で実践的に活躍できる人材を養成します。

★内閣府HPのSociety 5.0の図をもとに作成

Society 5.0の構築・維持・発展に資する研究成果を創出するために、本学がこれまで培ってきた知識の総体から必要な知識を探索し統合するという学修スタイルを提供します。

組織図

教育学研究科を除く4大学院(学府)の担当教員が提供する授業をもとにカリキュラムが構成され、主指導教員とは分野の異なる副指導教員が設定されます。図のが示す既設専攻の教員が、情報共有しながら先進実践学環学位プログラムの学生の指導を行う体制になっています。