横浜国立大学大学院 先進実践学環

社会データサイエンス

「社会データサイエンス」のテーマとは

われわれは、情報技術、とくにインターネットの飛躍的発展によって、膨大な種類・数量のデータを迅速に利用できる時代を迎えました。この「ビッグデータ時代」は、われわれの生活・社会・経済・産業・環境・国際情勢などのあらゆることに劇的な変化をもたらし、ビッグデータを解析するデータサイエンティストの養成は急務となっています。データサイエンスは、 われわれの周りで起こるさまざまな問題にたいして、その本質を把握して課題を設定し、必要なデータを収集したうえで、分析、モデリング、予測を行い解決を図る学問です。「社会データサイエンス」では、 情報学と統計学に基づくデータサイエンスの分析手法を学び、 経済学・経営学・法学などの社会科学に対する高い専門性を修得して、 問題把握・課題設定を行い、 ビッグデータの利用を通じて分析・解決を図る手法を学びます。

研究テーマ:社会データサイエンス

どのような勉強をするか

情報処理や数理的なデータ分析や統計学の手法を学び、データサイエンスが活用される様々な分野について理解します。その一方で、経済学、経営学、法学などの社会科学に対する高い専門性を修得し、経済・経営・法律に関する社会的な事象に対して分析することのできるデータサイエンティストとして技量を磨きます。その上で、膨大な顧客情報を活用して多様化する顧客のニーズに対応を模索する企業や、グローバルな場面で秒単位で刷新される経済・金融市場の時系列データを解析しようとする金融機関、ビッグデータを活用して国際問題・地域課題などに対して政策立案しようとする官公庁など、具体的な場面における課題を探求し、データサイエンスを活用してその解決を試みる研究を行います。

どのような人を育てたいか

高度な情報・統計処理能力に基づいて、経済、経営、法律のいずれかの分野で現実の社会経済課題に対する解決策を提案できる人材を養成します。

修了後の進路

ビッグデータ解析を必要とする企業一般、特にIT関連企業、金融機関(銀行、証券)、保険会社など。政府統計を活用した政策立案に関わる官公庁など

教員リスト

履修の全体像

履修モデル

教員紹介

各教員へのインタビューをご覧ください。
・大雄 智
・永井 圭二